養兎プロジェクト

養兎プロジェクト
多くの女性が仕事をしたいが資金がないというジレンマを話す一方で、アンケートでは、家畜をやりたいという意見も多くありました。
ベナンではうさぎは食用です。養兎なら場所は取らず、エサ代も少なく、多産であるため、比較的始めやすいことから
村の新しい収入源になることを期待して
NGO SaluTotaでは養兎を始動しました。

2023年12月
TotchangniにあるGnigbe村(ニベ)の11人の女性を村長と共に選び、養兎のレクチャーを5日間行いました。
彼女らの学ぶ姿勢は本当に真っ直ぐで
一緒に働けることへの喜びも感じました。
2024年1月
11人の女性たちへうさぎを2匹ずつ与え、飼育を開始しました。
2週間に一度、村へは訪問し、飼育状況を確認しています 



石鹼づくりプロジェクト

Totchangniにある全3村より、各村長に依頼し、3人ずつ女性を選んでもらいました。

2024年9月
石けん作りを女性9人へレクチャーしました。
石けんは今でも日々使われている伝統的な石けん作りを各村3人グループとなって行っていくように指導。
苛性ソーダと赤やし油のみを原料とするシンプルな石鹸です。
今後、日本への販売やベナン北部で販売予定で、彼女たちの安定した収入源となるよう目指していきます。



学習スペースの開放

ベナンでは学校の長いバカンスの間、習い事もなく宿題もない子どもたちは外で元気に毎日遊んでいます。
学校で学んだことは一切忘れて、また学校が始まるかたちとなり、学びはうまく継続されません。また、近所の子どもたちでも、8歳や9歳で小学校へ通ったことがなく、下の子を面倒見たり、家の手伝いで過ごす子どもたちがいるのも現実です。
そのため、SaluTotaでは一切使われていない事務所を学習スペースとして開放することを決めました!

長期期間中のみの解放

ベナンの子どもたちの現状

わたしたちSaluTotaが活動開始当初に行なったアンケートでも、「子どもたちを学校へ行かせるお金がない」という言葉や入学させることができるのか不安という内容を話すお母さんたちが多くいました。

実際、小学校へは90%程度の子どもたちは入学しています。
しかし、小学校では公用語のフランス語教育になっており、現地語を主に話す子どもたちにとって学校での授業が全くついていけないということもあります。
また、経済的負担から学校を辞めてしまう子どもたちもいます。
教育システムはけっこうシビアで、小学一年生から進級テスト、中学・高校・大学へ進学のための大きなテストもそれぞれあります。

ベナンの進学率
中学校 45.4%
高校  11.1%
大学  10.8%(日本 59.1%+専門学校や短大など)


中学校へ進学するのも半数は落とされる現状です。
わたしたちSaluTotaができることは小さなことかもしれませんが、せめて、子どもたちが数字が読めて、計算ができる、あるいはアルファベットが理解できて文字が読める、といった『彼らの可能性を見過ごさない』関わりをまずは進めていきたいと考えています。

活動応援リストより、ぜひご支援をよろしくお願いいたします。
また、学習スペースでのボランティア活動も募集中です。ベナンと日本をつなぐ活動ページから詳細ご覧いただけます。